| 日常お気楽日記
皆さん、こんばんは。
寒くて、寒くて、春が待ち遠しい毎日です。
早春の味わいで、せめてもの春の息吹を感じたく、
「セリ」の話しでもしようかと。
青春の1ページのごとく爽やかでほろ苦く、鮮烈なかほりと歯ごたえがたまらぬ「セリ」。
セリのおひたしは、丼いっぱいいけるほどの大好物のひとつです。
スーパーなどで売られているセリは、個人的にどうも物足りません。
クセのない食べやすさは、立派な企業努力の賜物なのでしょう。
ですが、クセも香りも少ないので、
洋画でよくある「かかってこいよ」シーンみたいに、
こちらは手のひらでクイクイッとやって待っているのに、
何だか肩すかしをくらったかのようなのです。
もっとこう、挑んでほしいのです、セリよ。
このセリは山の小川で自生していたものなので、
両頬ビンタされたかのようなパンチがあり本当に美味でした。
自生しているものの中には、セリに似た毒セリがあるようなので、
皆さん採取の際には気をつけて春を味わって下さい。
| 日常お気楽日記
皆さん、こんばんは。
余りの寒さに頭がまわりません。正確には、いつもまわりません。
先日、いつもの場所にある電卓が見つからないので、
酉子に「電卓知らん?」と聞いたところ、
なんと私の目の前に「どうぞ」といった感じで、電卓がまんまとありました。
どこを見て必死に青い鳥を探していたのか。
まるで、「わいの眼鏡どこや」ではないか。
思い込みっておそろしいですわね。
年齢を重ねると、視力の上での視野も、感じる上での視野も狭くなりますわね。
魚眼で生きなければ。
ああだこうだと考えるのは人間ですが、
獣の何か考えてる風な後ろ姿が好きです。
頭の丸み、耳毛のシルエット、一生懸命生きてる感じが健気なお背中。
前から見た時とは違う、背中が語る何かがあります。
まるでジュリーの歌のようであります。
何か考えてる風な獣の背中は、哲学的でさえあります。
こういう時は声をかけるのも何だか悪い気がして、背後からギロッと凝視しています。
ただ何かを見てるだけなのか。
ああ、腹が減ったと思っているだけなのか。
愛しいあの娘にゾッコンラブな思いを抱いているのか。
もしかしたら何も考えてないかもしれません。
私の飼い犬などは「きゃつめ、どうしてくれようか」と私への謀反を企てている恐れもあります。
獣の何か考えてる風背中フェチなのでした。
| うぶすな作業場から
皆さん、こんばんは。
毎年物だらけの要塞のような作業場。
今年の作業場は、大変きれいに快適で広くなりました。
なぜならば、平成の大掃除を酉子が執り行ったゆえ。
脚立をのぼって上へ下へ、右へ左へ斜めへ。
埃まみれになって頑張る姿は美しかったです。
お疲れ様!酉子!
私ですか?
動かず騒がず、その様子を年配者らしく、あたたかい目で応援した次第です。
物だらけで賑やかなのは午夫の部屋の神棚も。
お札に、民芸品に、木のおもちゃ。
草間彌生さんのカボチャまで。
大変賑やかな神様が日々見守ってくれています。
| 暦日記
皆さん、こんばんは。
今日が二十四節気で言う、新しい一年のはじまり「立春」。
その字のとおり、春が動き始める季節です。
新しい一年をむかえるために、
立春前日の節分には豆をまいて厄を祓い、
立春には「立春大吉」と書かれたお札を貼ります。
半分に折ると左右対称になる「立春大吉」の文字。
鬼がたとえ家に入ってしまっても、
裏から見ると同じ文字のため、
この家にはまだ入ってなかったと鬼に勘違いさせ、外に逆戻りさせる為のものだとか。
なるほど、なるほど、知りませんでした。
早春のこの季節、可憐に咲くのは梅の花。
今年は暖冬とあって、すでに梅が開花していました。
このぶんだと、梅の見頃は早まりそうです。
| 暦日記
皆さん、こんばんは。
今日は立春の前日「節分」。
一年のはじまりである立春に、疫を祓う儀式です。
私も本日、節分の豆まきに参加してきました。
なぜ豆なのかというと、「まめに働く」という語呂の良さや、
疫病をもたらす鬼の目に、豆を投げて退治したという伝説から、
「魔目」にちなんで、豆が用いられる事になったとか。
青空に舞う、たくさんの福豆。
大人も子ども喜んで、豆を一斉に拾うという光景は、
「ザ・まつり」という風情で本当に楽しいもの。
「鬼は外〜!福は内〜!」の大きなかけ声で福豆を盛大にばらまくなんて、
いかにも景気がよくてワクワクします。
幼き頃はテレビを見て「志村うしろ、うしろ!」と大きな声で叫んでましたが、
大人になると、大きな声を出したり、思いっきり何かを投げたり、我を忘れて一目散に拾ったりなんて、
なかなか出来ない体験なのだという事にハタと気づきました。
何と言うか、ヒトという生き物の原始的な体験と言いますか。
シンプルに景気よく投げる、拾う、嬉しいという。
狩猟本能が刺激されるのでしょうかね。
年の数よりひとつ多く豆を食べるといいという話しがありますが、
年々すごい数になっていくので、適度な数でやめておきます。
大人の階段のぼりすぎるのも何だなという。
ちなみに2年前の節分風景。午夫がどこかにいます。
皆さんも、福の多い実りある一年になりますように。
2024年 (2)
2023年 (2)
2022年 (58)
2021年 (183)
2020年 (401)
2019年 (70)
2018年 (69)
2017年 (133)
2016年 (109)
2015年 (86)
2014年 (8)